sunaguimo! self -liner notes ...

sunaguimo! vol.1

だんだんキミを好きになってゆく

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だんだんキミを好きになってゆく
作詞:hirokophone/作曲:hirokophone/アレンジ:hirokophone、永田範正


重なり合う気持ち どんどんふくれあがって
あふれ出すこの想い キミのことがどんどん好きになってゆく

今にも雨が降り出しそうな重い空見ても
その向こう側に輝く太陽が キミとボクにはしっかり見えてる

ちょっとしたことが大きく運命を変えて
ボクらは歩きだす そして先行きはとても明るいのです

今にも雨が降り出しそうな重い空見ても
その向こう側に輝く太陽が キミとボクにはしっかり見えてる
だんだんキミのこと好きになってゆく

キミガ好キ クリカエシ 言えば言うだけ好きになる

今にも雨が降り出しそうな重い空見ても 
その向こう側に輝く太陽が キミとボクにはしっかり見えてる

だんだんキミのこと好きになってゆく
昨日よりもっと好きになってゆく
だんだんキミのこと好きになってゆく


この曲が出来た頃はバンドhirokophone時代。で、曲のお披露目がバンド期とソロ期のちょうど切り替わり時でした。
私が曲を作る時はだいたい頭の中のバンド(名付けて頭脳フォンズ)でがセッション的にちゃんと演奏している状態でして、曲の出来あがり時には完成型が脳内でhirokophone &the 頭脳フォンズとしてしっかりと再生されているのです。
実際メンバーとで演奏すると楽器が多い分比較的脳内完成型に近づきやすいのでよかったのですが、ちょうどこの頃バンドからソロへと移行時期でしたのでその戸惑いはなかなか解消することができませんでした。
とてもいいメンバー揃いでしたから頭脳フォンズで鳴っていないステキな音もどんどん出てきますし、むしろ恵まれ過ぎていて見えなくなっていた、というか聴こえなくなっていた音も少なくなかったんだな、と後から気づいたものでした。

さて、いざソロになってみると完成型の音からは一気に遠のいてしまい、予想はしていたけれどもそれは予想以上のことでした。当初は元気のよい『だんだん~』をピアノバラードにアレンジしなおして演奏したりして試行錯誤の日々。なんとか表現できないものだろうか~。
頭脳フォンズがどんなに優秀な演奏家集団だとしてもそれを聴くことができるのは私だけ。だからといってそのすべてをピアノで代打したところで表現にはならないし、迷走しながらの弾き語り『だんだん~』が続きました。

しかしそうやって迷走しつつもふと気付いてみればお客様の手拍子とか私の表情で表現してみるとか、または間などを利用して(笑)あるものすべてを駆使し、なんとか楽しく前向きな『だんだん~』の曲本来の持ち味を発揮できるようになっていったのです。

これはまさしくライブに足を運んで下さるみなさまの力あってのことでした。

でも、どうしてもやっぱり私の脳内に流れている超オリジナルバージョンを聴いてもらいたい、お届けしたいと思い今回のリリースにつながったのです。
この『超オリジナル』を私の中側から外へと引っぱり出して下さったイタコ、もといアレンジャーは永田範正さんといって、大変すばらしいベーシストでもあるのです。
本当に見事なイタコプレイを発揮して下さいました。イタコはね、誰にでもできることではないのですよ。本当に。私の思いやら脳内に浮かぶ絵図をすべて引き出して下さいました。
それから『だんだん~』のジャケットですがカワイイね!これは私が自らチクチクと縫ったのですけれど、その作品をHiroki Fujisawa氏の力によってよりかわいらしくアートさせてもらうことができました。i podで聴かれる方には画面にこのジャケット写真がパッと表示されるということです。とてもいいよね。次回第二弾のart workもFujisawa氏にお願いしてありますのでみなさまどうぞ楽しみにしていてね。

ということで、ようやっと『だんだん~』の超オリジナルがここに完成したのです。

どうぞ皆さんのご愛聴ソングになりますように♪


sunaguimo!vol.2

キミがいるから

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キミがいるから
作詞:hirokophone/作曲:hirokophone/アレンジ:hirokophone、永田範正



キミがいるからウレシくて毎日はHAPPY
こんなにシンプルで楽しいことはない!
この世に溢れる幾千もの奇跡 そのうちの一つが今ここにある 

愛しているよbaby 今日も明日もずっと
愛しているのはbaby キミのことさ この気持ちよ永遠に続け La la la

小さなことをどんどん積み上げよう まるでジェンガのように
ワクワク重ねて楽しんでゆこう 倒れて散らかせば
幸せが転がって溢れて広がるよ

愛しているよbaby 今日も明日もずっと
愛しているのはbaby 横で笑ってずっと
大切にしたいのは いつもこの手でしっかりとつないで
キミを感じていることさ



『キミがいるから』は、とあるとってもかわいいカップルのために書いたウェディングソングなのです。いきさつからしてすでにカワイイ!

楽しいことが大好きでワクワク好きのうれしがり♪しかもずば抜けて美しい!そんな彼女を射止めたダーリンはどんな人だっ???と思ってお会いしたらこれまたワクワク好きのうれしがりさんだった!
そんなワクワクのうれしがりたちに『ヒロコフォン!パーティーで歌ってよ♪』と言われたら私だってワクワクしちゃう。ワクワクは伝染するのです。

私自身この曲が実はすっごく好きで、一度きりでは残念すぎるとパーティーの後に私のライブでこの曲をちょこっと演奏してみたところ気に入って下さる方が多く、ヒロコフォンライブで演奏することが多くなりました。ウェディングが数年前ですからワクワクがずっと伝染しつづけているということなんです。なんだかステキ!
そして今こうして音源が出来上がり配信しているということは、ワクワクはいよいよ世界に向けて拡散しだしたってこと。世界にワクワクを配信なのです!
面白いことにこの彼女の方は思いっきり『世界にワクワクを配信』を地で行っている感じのワールドワイドな人なので、なんだか『キミがいるから』は彼女を見習って大きく成長し続けているんじゃないかと思うのです。
『キミがいるから』よ。彼女を見習ってどんどん世界を旅しておくれ!

さて、今回のイタコも前作の『だんだん~』と同じく永田範正さんでした。前作の時もすごかったのですが今回も本当に見事なイタコぶりを発揮、『キミがいるから』の隅々まで見事に『キミがいるから』にしていただいたというかなんというか。しかも原作よりも胸キュン度UP!胸キュンのわかるイタコということなのです。なかなかいないよ、胸キュンイタコなんて!

それからジャケットも前回と同じくHiroki Fujisawa氏のお力でステキart work。刺繍自体は私が欲望のおもむくままにチクチクと施したのですが、欲望のおもむくまますぎて布地が透けて裏が丸見えとかその他もろもろ何も考えていないワケで、そんな無理難題をあたかも何事もなかったかのようにかわいくまとめて下さるのだからこれはマジックなんですヨ。
もしかして私の『欲望の赴くまま刺繍』を夜なべしてそっくりそのまま同じように難の部分を回避しながら刺繍しなおしたんじゃなかろうか!と思うくらいです。(本当にそうだったらどうしよう~!)縫物もする夜なべカメラマンなのか?!


ということで2012年の幕開けソング『キミがいるから』が登場です。

是非みなさんもこのワクワク感にあやかって一緒に世界に向けてLOVEを発信しませんか?

sunaguimo! vol.3

ステキソング

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ステキソング
作詞:hirokophone/作曲:hirokophone/アレンジ:hirokophone、永田範正


なんだか楽しいね 心からワクワクするね
今日も始まる一日がやってくる!
カバンの中にいる手帳と携帯電話 とりあえずベッドの中に放り込んで
さあ出かけよう行き先なんてわからないけど

遠くで青い電車が歌いながら走り抜ける
空は高くどこまでも続いてる
流れ出してくるのはシンプルなメロディー
いつのまにかキミが横で笑ってる
このままずっと一緒にいれたならこれ以上望まないよ

ステキステキステキステキステキがいっぱい
ステキステキステキステキステキがいっぱい
ステキステキステキステキステキがいっぱい
ステキステキステキステキステキがあふれてる きっと今日も


ステキソングはちょうど第2期のバンドのメンバーが集まった頃でした。ベーシストのヨシミ君が『いい仲間が見つかったよぉう』とむうむう言うのでどれどれと会いに行ってみたところものすごくステキなミュージシャンたち!とってもうれしくてワクワクしました。

     ・・・・・・・・・・・ワクワクワクワク・・・・・・・・・・・・・

私には何でも書くノートがあって、そこには忙しい週のみの手書きのスケジュール帳が貼ってあったりパスワードやIDのメモが走り書きしてあったり、また歌詞の破片やら計算やら電話番号やら意味不明な絵やら・・・もうページをさかさまに使っていたり裏表紙に書いてあったり破いてあったりとかなりの無秩序なノートなんだけれど(笑)そのノートの隅に「ステキステキステキ」と走り書きがあったのです。まぁ私が書いたものだけどね、いつ書いたかも覚えてないし歌詞に使うためでもなかったハズ。単に鉛筆遊びにすぎなかったのかもしれないです。

さて、バンドメンバーが見つかりうれしくてテンションが上がっていましたので、曲を作って持っていこうと張り切っていました。しかしどんなのを作ろうかなぁ~とピアノに向かっていろいろ弾いてみてもなんだかうまくいかなくて。
そんなことをしていた時にふと例の無秩序ノートの走り書きのことを思い出したのです。

      ステキステキステキ・・・   あっ!コレだぁ~♪

といった感じで出来た曲なのですステキソングって。うふふ。謎の殴り書きが大活躍の巻です。
そしてたしか歌詞を書いている時に「本当はベッドじゃなくてお布団に放り込んで~なんだけれどな!ふっふっふ~♪」とか独り言を言いながら書いていたのを覚えています。そう、私はベッドではなくお布団派ですから!


音の方は今回もステキイタコ永田範正さん。ステキに磨きをかけてもらいました。第三段にしていよいよ本格的にイタコ王に登りつめた感じがしますねぇ。今初めてこsunaguimoライナーノーツを読んだ方は『えーっ!イタコってなによぉぉ!』と思われているかと思いますので、よろしければ是非vol.1だんだんキミを好きになってゆくのライナーに目を通していただきますと『イタコ』の意味がつかめるかと思います。うふふ!
とにかくね、曲の端々にちりばめられているこっそりステキパーツがいちいちステキなので、そこが聴きどころです。

それからジャケットもsunaguimo1から担当して下さっているHiroki Fujisawaさんです。
もはやチームスナギモ。今回のジャケは遠目に見ると焼き鳥のつくねっぽいんだけれど(笑)つくねじゃないのですヨ。この丸いヤツラはね『ステキ坊主』といいます。今回も本当にかわいく仕上げてもらいました。
今回音の作業にかなり時間がかかったのだけれどジャケットは早々に完成していてね、その間ステキ坊主たちがニコニコ状態でずーっとスタンバイしていたのです。かわいいよね。ステキ坊主たちはどうやらFujisawaさんになついたんだろうね~。
ステキ坊主たちは今もfujisawaスタジオでニコニコ待機中。そして私の家にはステキ坊主のスタメンになれなかったいわゆる『補欠チーム』がコロコロと今もなお転がっております。『補欠チーム』はおそらく敗者復活戦を狙って静かに燃えている、かもしれない!


ステキソングは私のフェイバリット。是非みなさんのフェイバリットにもなってほしいステキソング。
幼い頃、家の前で蚊柱を見つけてぼんやりと眺めていたら母に「ぶーんぶーんって言うと増えるよ」と言われたことがあり、それから私は蚊柱を見るたびに小声で「ぶ~んぶ~ん」と言っていたのですが一向に増える気配はなく(やられたねっ!笑)、ならば私は「ステキステキと言うとステキが増えるよ~」と声を大にして言いたい!そう思っています。
広まれっ!ステキ。

ステキソングでステキが増えますように。ステキステキステキ。


sunaguimo! vol.4

ヘッドホンをはずせ!

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ヘッドホンをはずせ!
作詞:hirokophone/作曲:hirokophone/アレンジ:hirokophone、永田範正


そんなに難しいことじゃない そりゃ聞きたくないこともあるけど
仕方のないことみんなにだって あれこれ事情があるの

耳ふさいだmusicそれじゃキミ一人でしか踊れない
だから少し上向いてヘッドホンをはずして この素晴らしい世界を分かち合って過ごそう
だから少し顔上げてヘッドホンをはずして ラララ

そんなにボクがうるさいのなら もう少し小さめの声でささやくように
ずっと聴いていたくなるように 心をこめて歌うよ

耳ふさいだmusicそれじゃキミ一人でしか踊れない
だから少し上向いてヘッドホンをはずして この素晴らしい世界へ飛び込んで踊ろう
うつむいてばかりじゃどこへも飛べやしない
耳ふさいだmusic 一緒に踊らせてBaby
だから少し上向いてヘッドホンをはずして ラララ


Sunaguimo!の4作目の『ヘッドホンをはずせ!』です。ゴキゲンサウンド♪私の趣味全開の雰囲気ですが、実は今までのヒロコフォンミュージックのなかでありそうでなかった方向かと思います。

この曲も脳内ヒロコフォンバンドが元々完全演奏しており、そのバンドがこの上なくファンキーだったものですから私としては「打倒!脳内バンド!! キミらを超えたるぜぃっ!」という意気込みで鼻息荒く作業をスタートしたのです。

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イタコの先生(永田氏!)にドドドとイメージを託す。今回はそれに曲の漫画を描いてこうなのだぁぁぁと託す、するとイタコ的にバババと返ってくるのです。さすが4作目に突入なだけあってイタコプレイが緻密でファインだっ。『私の心の垂れ幕を読む』という荒技も披露しつつ私のイメージをさらに超えて返ってきました。垂れ幕の読める男・永田範正なのです。

こっこれは~!とさらにスイッチオンしてしまい「これでどうよぉ~♪」と託すとさらに超えて返ってくる。今回はそういった<超え合う>みたいな楽しい作業だったのです。


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そして私としては今回コーラス録音が楽しい作業でした。コーラス隊の名はザ・フォンデラス。さぁコーラス隊よゴキゲンに歌っておくれとノリノリで録音を始めたのですがあれよあれよと総勢20名ほどのザ・フォンデラスになってしまいました。ズバリうるさい・・・。ということでオーディション開始です。途中争いが勃発したり方向性をすっかり見失った一団が幅をきかせたり・・・選考委員が頭を悩ませ数日かけて選び抜かれたフォンデラス。ってコレゼンブワタシネー。もう独り言パラダイスでした(笑)

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さて、もうひとつのお楽しみはジャケットです。すでにご覧いただいてると思いますがいいでしょ~♪先ほど『垂れ幕の読める男・永田範正』と申しましたが、ジャケットの先生も今回は強烈に垂れ幕を読んで下さいました。チームヒロコフォン、4作目にして垂れ幕読みの術を完全マスターです。カッコイイ!

ご覧の通りおサルがヘッドホンをポイしていますね~。まーさーかーこのヘッドフォンが投げ飛ばせるはずがないと思っていたので『まぁイメージ的にはそんな感じなんだけれどそれは現実的にはムリだしぃ』と心でつぶやきつつ飛んでいない配置を提示してお願いしたところ、見事おサルがヘッドフォンを投げ飛ばしたモノが返ってきた!もう、これぞ<秘儀・垂れ幕読み>以外の何モノでもないよねっ。だって私は一言もそんなこと伝えてなかったのに~。震えながら感動っ。

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で、先ほどからちょこちょこ登場している謎の絵ですが、私が描いた曲漫画(実際曲漫画なんて言葉あるのでしょうか・・・)からピックアップした数コマです(笑)かつてビールを箱買いした時に付いてきた24色ペンが大掃除で出てきて使ってみたくて仕方なかったのです。そして描いたのがコレ!あんまり長いこと未使用だったのですでにインクがスカスカで、これを描き終えた時にはもうパサパサ・・・。まぁでも最後に大仕事をしたということでOKですね。

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『ヘッドホンをはずせ!』はいわゆるラブソングではありませんが、大きな意味でとってもラブソングだと思っています。
ヘッドホンをはずそうよ~と録音しながらとうの本人は髪型がヘッドホン凹みするほどヘッドホンしまくりの日々でしたが(笑)制作に集中していたらいつのまにか春が来ていました。
とってもいい季節です。『ヘッドホンをはずせ!』どうぞよろしくお願いいたしますっ。

Let`s take off your headphone!



sunaguimo! vol.5

GOODAY

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GOODAY
作詞:hirokophone/作曲:hirokophone/アレンジ:hirokophone、永田範正

どんなにも会いたかったから一本でも早い電車を
駅までの15分キミを想って早歩き
通り過ぎてゆく景色ははじめて歩いた街みたい
いつもなら見えない 空はこんなにも広い

流れてゆくのは絵にかいたような白い雲
飛び跳ねてこの手のばせばつかめそうな気がした
今日はGooday

昨日までの退屈が いつの間にかどこかへ消えている
早く会いたいよ はやる気持ちがあふれだす

雲の隙間から光がボクを照らしたから
小さな風吹きぬけて 前髪がなびいたから
もしかしてこのまま風にのって飛べるんじゃないかって本気で思った
今日はGooday

ヒザをかかえてばかりじゃ見つからない 自分から開いてゆこう
キミとボクとでGooday 一緒に行こう
もっともっといいことありますように




GOODAY。本当ならばGOOD DAYと書くのが正しいのですけれど造語好きとしてはここはあえてGOODAYということなんです。こんばんは、ひろこふぉんです!

第5段のGOODAY、とっても広大で横広な感じで仕上がりました。すでに聴いて下さっている方々は『おっ?』と思われたことでしょう。なんといいますかヒロコフォンミュージックのキュッとギュッとした感じとは今回はうってかわって広くて大きい!

そうなんですよ。

メインボーカル(ワタシ)は長髪のヒゲおじさん。シャツはINです。ギュンギュンのバンドメンバーは全員ベルボトム着用。ラッパ隊もしっかりと固定メンバーだぞと。そしてメンバー全員がブラックミュージックに憧れていて~の、ライブ会場は若干ほこりっぽいような大きな野外のフェス(昼間)。会場に集まる音楽好き達はみんなビール片手にホットドック。
たくさん人が集まる晴れ舞台の野外フェスだからなんとかコーラス隊だけはホンモノを呼ぼうゼ!とベルボトム軍団ががんばってアフロチームをゲストで呼んで盛り上がってみました。そんな妄想から出来あがったGOODAYです。わはは!

そしてhirokophoneバンド時代から応援して下さっている方々も『おっ?』と思われたことでしょう。
そう、この曲はバンド時代によく演奏しており、その時のアレンジとは違うのです。当時のGOODAYは元気系、アレンジはベースの吉見氏。今回のはね、曲をかいた時に例の私の脳内バンドが演奏していたモノを再現したということなのですけれど、バンド時代のアレンジもかなりグッドな貴重グッデイなのでいつかそのバージョンでも作品としてお披露目できたら楽しいナぁと思っています。むぅむぅ。


                          ♪♪♪


例えば「お誕生日だぁ!!」とか「合格したーっ!!」とかそういったみんなで分かち合って大盛り上がりのビッグな喜びというのではなくて、自分の心の中で『ワクッ!』としたウレシさが一瞬よぎり、足取りが軽く感じたり妙に前向きになっちゃったり急に人にやさしくできちゃったりすることってないですか?
理由がある場合もあるし、まったく理由がない時もある『ワクワクッ!』ってヤツです。何がどうなのよって人に伝えられるレベルでもないような、でも自分の中では曇りガラスがピッカピカに入れ替わったような激変度というか。その世界なのです、GOODAYって。
あの感覚ってなんだろう、でもけっこういちいちチェックしておきたいナイスな感覚だと思うのです。そこにはできるだけ自分からフォーカスしていってロックオンしたい、そう思います。
いろんなことがあっていろんな感情に振り回される毎日だからそういった『ワクワクッ!』にはshine a lightです。

時々そういったモードに入っている人に出くわすことがあって、そうすると『あっ♪』と気づくのですヨ!
瞬間モノなのでね、なかなかお目にかかれないけれどね!とってもうれしいことです。


さて、チームヒロコフォン的にはどうだったの?と言いますと、今回はね前回の『垂れ幕読みの術』を超え『マゴノテ術』に突入しましたっ。
話は戻りまして先述のベルボトムチームの演奏なのだということをどうやって永田先生にお伝えしようかとうぬぬぬぬと考えつつもネタを出しましたところ、まぁ見事にカユいところをボリボリと搔いてくれるゾ!と、うれしいくらいにかきむしってもらった感じです。その孫の手自体も自力というよりはテレパシーで作動といった感じでしょうか。
まぁね、5作目だからお互いの作業がグルーヴしだしたんだと、そう思うのです。そしてそう信じています。

で、毎度のかわいいジャケットシリーズね。今回もとってもナイス!こんな感じで夜露死苦!と先生に出したモノに対して切手が貼って仕上がってきましたー。ジャケットをご覧いただくとわかりますね!この切手は私が出した素材にはなかったもので、ズバリ『孫の手』がボリボリと掻いたということです。
それからジャケを拡大して見てみるとわかると思いますが、ボールペンがhirokophoneブランドなのですよ!かわいいでしょ!good job孫の手!なのです。


これを書いている今、6月の台風が上陸しています。外はゴウゴウいってます。窓に雨が当たってビュンビュンです。
けれどきっと明日には台風一過のGOODAYがやってくるのです。

必ずやってきます。

そこにフォーカス&ロックオン!

聴いて下さっているみなさまにもGOODAYがたくさん届きますように。そうしたら是非そこにフォーカス&ロックオンプリーズです。

GOODAYがみんなの愛聴ソングになりますように!

2012.6.19

hirokophone


sunaguimo! vol.6

なないろGIRL

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なないろGIRL
作詞:hirokophone/作曲:hirokophone/アレンジ:hirokophone、永田範正

もしもアナタがだれかを好きになったら・・・
そんな弱気なことを考えていた
そんなことではダメよ! 
誰も気付いてないけど私はなないろGIRL
紺とグレーの服ばかり着てるけど心はレインボー

いい香りとかキラキラな目元とか
いいえ私は中身で勝負します!
ほかの誰よりもアナタに必要な存在になりたい
目立たないけどワタシはアナタにお似合いよ!

私からアナタへあげたいものは 目には見えないけど
私からアナタへ送る気持ちは 目には見えないけどなないろ

みんなのバッグ グッチ、クロエにプラダ
私のバッグ ブタのマークのトート
ほかのみんなとは好きなものが少しだけ違うのよ
そんなことよりアナタがいたなら気分はカーニバル

私からアナタへあげたいものは 目には見えないけど
私からアナタへ送る気持ちは 目には見えないけどなないろ
私からアナタへなないろ 私からアナタへあげるよ
見返りなんて求めないホントよ
私からアナタへすべてを



Sunaguimo第6段の『なないろGIRL』です。
見た目は地味だけれど中身がイケイケという謎女の歌!謎女の曲だけに録音作業からジャケ撮影まですべてが一筋縄ではいかなかったとゆー。ゆえにちょっとリリースが遅くなってしまいましたが、まぁそういうこともあるよね♪

で、一筋縄にはいかぬ謎女の曲ですが曲調はとってもハッピーなのでまだの方は是非ダウンロードして聴きながらこれを読んでいただけるとウレシいです!


例えば学校とか職場で人が自然と周りに集まってくるような人気者っているね。とっても憧れるし友達になりたいなぁ~なんて思うんだけれど、一方、口数が少なかったり教室のすみっこで全然目立たない感じでいるような人とかって話してみると実は面白い人がいっぱい!面白い漫画をたくさん知っていたり、音楽に詳しかったり、考え方がものすごかったり、やたらませていたり。見た目とは裏腹にどこかしら熱い人たち。

人気者にぼんやり憧れを抱きつつも私はどちらかというとこちら側の人々にずっと魅了され続けていて今に至っているのです。小学校の頃から今の今まで!

足が速くてバスケが上手な○っ子ちゃんはみんなの人気者だったのだけれど(ちょっとでもおしゃべりできたりすると私も舞い上がったものです)一番後ろの席でいつも本を読んでいた美○ちゃんは常に目が離せなかった。
もう読書=生き様というオーラが小学生なのに体からにじみ出ていて、どんなに周りがギャーギャー騒いでいようと本の世界に入り込んだらドップリ!楽しいシーンを読んでいるのかシリアスな場面が出てきたのか美○ちゃんの表情を見ているだけで手に取るようにわかったし、そんな美○ちゃんが小学生の私にはもうめっちゃくちゃカッコよくて仕方なかったのです。話せばさらりとど真ん中のことを言ったりする様もホントにかっこよかった。

かく言う私もしいて分類するならばこちら側の人間なのでしょうけれど、こちら側の人間に囲まれる度に『あぁ~まだまだ私は修行が足りないなぁ~』と自分の浅さを嘆くことしばしば。
こんなことで悔んでいる小学生ってのも我ながらかなり気味が悪いのですけれど、でも高校時代からの親友などは幼い時に辛いことがあると当時のウイスキーか何かのCMソングの「み~んな悩んでおっきくなったー!」という部分を心のテーマソングにして切り抜けていたと言っていたのでみんなお互い様だなと!
で、この『こちら側の真ん中』に到達したくて今までずっと私は修行をしてきているのです。(一体なんのーっ!!)あはは!

ということで、『なないろGIRL』の主人公もねズバリこちら側の人。モテるための王道を行かずに自分の中の王道をつらぬくガール。もしかしたらちょっと振り幅を広げて器用にキラキラさせる部分も付けたらいいのでしょうがもうそんなの邪道―っ!!と自分を曲げないハテナマークがつくくらいの強いスタイル。
と、私の憧れも混ぜつつの新キャラなないろちゃんなのです。


さて、録音作業の方は今回も永田範正先生と共にでした。冒頭でも書いた通りホントに一筋縄ではいかなかった・・・。と言いますかほぼ私の失態なのだけれど(笑)。もうね、いっくら歌を録音してもどれだけ調節しても必ずどこかハウってしまっていたり、やっと出来た!と送った歌のデータの音がゴーゴーだったり・・・。ちゃんと気を付けていたハズなのだけれど気を付けていなかったのでしょうね~(TT)。

そして録音したモノを聴き返しては『はぁ~まだ真ん中にたどり着けない』とここでもやはり『こちら側の真ん中』へ行くための修行が足りないことを嘆きつつ・・・
永田氏も私に真ん中に行く修行が足りなくて・・と言われてもなんのこっちゃですよね(笑)

そうやって先生を振り回しながら何度もとりなおしてヒーヒーいっている傍らでジャケット作業の方のFujisawa氏も激しく振り回したと。

ご覧のとおり今度のジャケットってお人形でしょ?これをね、どうやったらかわいいポーズになるんだろうと夜な夜な男一人でお人形遊びをさせてしまったとゆー。まさか大人になって突如深夜にお人形遊びをすることになる人生がやってくるなんて考えてもなかったことでしょう。ずばりスミマセン!わはは!

そしてこれも音の録音に負けず劣らずものすごいいきおいでデータが飛び交ったぞと。最終的に前髪パッツンにカットしてもらうという美容師技まで出していただきOKテイク!

チームヒロコフォンのメンバーたちよ、なないろガールちゃんに免じて許してね!


ということでこの文章だけ読んでいるととても混沌とした世界として伝わってしまいそうだけれど、曲自体は明るくてベリーグッドなのです。
オススメの聴き方としてはね、何か難しい仕事に挑もうとしている時とか、会議に向かう道中とかに聴くとなんとなくブレない自分でいけるかも。

ブレずに燃えちゃいましょう。ちっぽけなことでも燃えましょう。いやちっぽけだからこそ燃えたら楽しいよきっと。だれかのパパも言っているよね。

これでいいのだ!

さぁみんなでレッツなないろ♪



2012.9.7
hirokophone

sunaguimo! vol.7

ペアスイマー

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ペアスイマー
作詞:hirokophone/作曲:hirokophone/アレンジ:hirokophone、永田範正、伊藤雅昭


もしもこの世が海だとしたら 私たちは小さな魚
少し赤くて模様の入った 私たちは小さな魚
まっすぐになんか泳がない!
青くて深くて果てしないこの世をゆらりゆらりと旅してるだけ
似たもの同士で

あなたと私が出会うべくして出会ったのかはわからない
だけれどあなたのいると私はどこまでも自由 
きっといつまでもステキ
それだけで十分な理由
このまま今まで通りでとなりに私を感じて
『愛するキミとボクとはペアスイマー』

ゆっくりと時間を泳ごう 旅はまだはじまったばかり
ゆったりと今を泳ごう 並んでゆけば同じ景色が見えるね

もしもこの世が海だとしたら コワいアイツをいちはやく
察知して私を連れて逃げるのはあなたの仕事

ゆっくりと時間を泳ごう 旅はまだはじまったばかり
ゆったりと今を泳ごう 並んでゆけば同じ景色
ゆっくりと昨日から明日へ 私たちの独特なペースで
ゆったりと今を泳ごう 並んでゆけば同じ景色

ゆっくりとゆらゆらと ゆっくりとゆらりゆらりと

Lets stay together
Come with me togetherr
You and me forever,forever forever


Sunaguimo第7段は『ペアスイマー』です。

ブログやらあちらこちらでお話しているのでご存じの方も多いかと思いますが『ペアスイマー』はね、私の学生時代の先輩へおくったウェディングソングなのです。まず曲の発生の時点からしてすでにステキでしょ!

『披露宴で是非演奏してほしいよぉ~』とのこと。まずはとってもうれしかったのだけれど、この先輩がズバリ『タダモノデハナ~イ』といった方なのでうれしさの後すぐさま『コレは大変なモノを引き受けてしまったぞぉぉぉ』感がぐわっと押し寄せてきたワケです。どぼじよ~

なにしろステキなモノやら楽しいモノなどを知りつくしているようなステキ道を行く先輩ゆえ、ありがちなウェディングソングでは満足してもらえないだろうとウンウン唸った結果、自分で曲を作ろうと思い立ったのです。

さて、作る決心はしたもののウェディングバンザイといったワードをいろいろと並べてみたんだけれど、これがどうにもこうにも先輩のテンションとマッチせず、『あの独特な雰囲気をどうやって織り交ぜればよいんだろうか・・・』と当時私が飼育していたフグをぼんやりとながめていたんです。
水槽内はコケが大量発生、そして透明度が低いその水槽の中でアホ面のフグがむ~んとゆったりと移動しているという謎ワールドを眺めてしばし・・・。
まさかこんなところから湧いてくるとは思いもよらなかったのですが、どうやら曲のタネがそんなところに転がっていたようです。

それからはもう何度も何度もフィルターに通しそのドロンドロンワールドを浄化させて、コロリンッと誕生したのが『ペアスイマー』。タイトルは私のお得意の造語でキメてみました。


先輩への贈り物ということでこの曲はお式での披露が終わったら簡単な録音をしてお渡しして私の手から離れるみたいな感覚でいたので、まさかその後自分のライブで演奏するなんて考えてもいなかったのですが、当時のバンドメンバーが『ペアスイマー』をとっても気にいってくれて「ライブでも演奏しようよ」ということになりライブで披露してみたところ人気曲となり、気がつくと8割超えでセットリストに入ることとなるのです。


バンドで演奏したり、弾き語りで演奏したり、ペアスイマーは相当長いことゆらりゆらりと旅を続けて、その間もずっと何度もフィルターを通しての浄化作業が続いていたのです。この曲ほどたくさんの人がアレンジに加わった曲はないんじゃないかなぁ。
『愛』発生の曲はやはり『愛』に包まれていくのだと思うのです。

と言いますか先輩に曲の作り方のヒントを教えてもらったような感じなのです、先輩ありがとう♪



                   ・・・・・・・・・・・・・・・・ 



さて、今回のチームヒロコフォンはメンバーが増えてこっそりにぎやかでした。

まずはここのところ一緒に演奏しているギターの『いとーちゃん』が登場!事前の曲練りで相当な威力を発揮してくれて、そしてギターテイクもたくさん作ってくれて『いろいろ選べるよぉ~♪』とサラリとこなしてくれました。これをサラリとは、いとーちゃんおそるべしです。ただのビールマンではないのですっ。あはは!

ところがそのサラリの裏側には実はもう一人のキーマンがいて、いとーちゃんの録音からギターのディレクションまで多岐にわたってひそかにこなして下さったというではありませんか!いとーちゃんギターのよき理解者、そして自らギタリスト兼エンジニアの神代賢氏です。一見サラリの裏側にしっかりとした愛の作業が練り込んであったということです。こういうのかっこいいな。賢さん、ありがとう!


それからsunaguimoマスターの永田先生も今回はステキワークがなんとウッドベース仕様!初のhirokophone meets ウッドベース。わぉっ!
今回で第7回目、そして未発表曲の作業を含めるとかれこれ10曲くらいの制作に携わっていただいているだけあって連係がどんどん上がってきているのを感じながらの楽しい作業でした。


そして今回一番の難産だったのはジャケットです。
Sunaguimo始まってからというものの『秘儀・hirokophoneの垂れ幕読み』を完全マスターしたFujisawa先生ですが、今回は作業開始早々にして『世にも不思議な物語』ワールドに迷い込んでしまい出れなくなるという惨事発生!

私のイメージを伝えれば伝えるほどタモリさんが脳裏に現れ、そして脳内をあのメロディーがこだましてちっとも『ペアスイマー』の世界に行けないと悶絶しながら夜な夜な珍味のようなタツ夫と向き合うと!
「ヒロコホン・・・・タッタモさんが・・・」と泣きそうなメールが数度届くも、なんとか踏ん張りそしてほんのちょこっと現れた一筋の光を見つけワーッ!と飛びつき完成となっ。
ホントにお疲れ様でございました。これはFujisawa先生にしかこなせない作業その①なのです

ジャケットそのものはね、はじめ2匹のお魚が並んているというもっと具体的なデザインだったのだけれど、聴く人それぞれがそれぞれのペアスイマーワールドを旅していただきたくて案内人の『山田タツ夫君』のみが登場しました。かわいいでしょ?



さて、皆様方より『ペアスイマー』を早く出してほしいとのうれしいご要望があった中、夏前頃リリースするかもと言いながらも秋・冬になってしまい大変申し訳なかったのですが、これは時期を遅らせたことによってチームヒロコフォンが熟してさらに大きくなった状態で作業できたことで結果ステキなペアスイマーになりましたヨということでよし!とさせていただけるとうれしいなとっ。うふっ!


『愛』あるモノはいつまでも生き続けて、そして広がってゆくのだなぁと、今回の作業を通してとっても理解しました。

長くなりましたが、かわいい『ペアスイマー』がいつまでもみなさまの近くでゆらゆらと旅しているようにかわいがってあげて下さい!

ますます旅せよ『ペアスイマー』!



2012.9.7
hirokophone